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未来のために、学んでおくこと
エコフレンドリーを集めよう♪

「Eco-friendly(エコフレンドリー)」とは、環境に優しい、という意味を持つ造語です。
環境問題を経済的に解決していくために私たちができることを紹介。今回はAIなど情報通信技術の発達によって
世界各国で推進されている「SMART CITY(スマートシティ)」をピックアップします。

テーマ
【SMART CITY(スマートシティ)】

スマートシティとは??

スマートシティは、「ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、新たな価値を創出し続ける、持続可能な都市や地域であり、Society 5.0の先行的な実現の場」と内閣府により定義されています。
さまざまな定義がなされていますが、共通しているのは、「その地域を良くする」こと。最新デジタル技術によりデータを収集、それを統合・分析し地域問題が解決されていく仕組みが整う暮らしやすい未来の都市を指します。また、自然と共存する社会であることも前提です。具体的な取り組みとして、電子マネー決済、センサーによる渋滞緩和、行政システムのオンライン化などが挙げられます。
Society 5.0とは
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
出典:内閣府 https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/

スマートシティにまつわる各国の取り組み

  • United States of America(アメリカ合衆国)

    ニューヨークでは、公衆電話をデジタルサイネージ付き高速Wi-Fiスポットに置き換えるインフラ整備が進行中です。2023年時点で約2000台設置され、充電や国内への電話も可能。広告収入で成り立っているため、無料で利用可能です。

  • Republic of Singapore(シンガポール共和国)

    2014年に「Smart Nation Singapore」政策が開始され、行政サービスのデジタル化が進んでいます。中でも10万人が暮らせる最先端技術と自然が融合した「Tengah Town」(進行中)は、最新エネルギー管理システムが導入された同国初の公共団地として注目されています。

  • United Arab Emirates(アラブ首長国連邦)

    最もスマートな都市を目指すドバイはスマート交通戦略を推進。2030年までに交通機関の1/4を自律運転へ移行する目標を掲げています。実現により経済利益は年間49億ドル、さらに生産性向上や空気汚染削減などにもつながると期待されています。

KEYWORD関連キーワードをCHECK !

スマートシティにまつわる用語を英語で紹介します。
テレビやネットニュースを見る際に、こうしたワードが出ていたら注意して見てみましょう。

Carbon Neutrality (炭素中立)
二酸化炭素などの人為的な温室効果ガスの排出量から、森林などの吸収量を差し引いて、実質ゼロにすることを意味します。
Quality of Life/QOL (生活の質)
満足度や生きがいを示すことが多く、WHO(世界保健機関)により「個人が生活する文化や価値観のなかで、目標や期待、基準、関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識」と定義されています。
Mobility as a Service/MaaS (サービスとしての移動)
マイカー以外の複数の交通手段を、需要に応じて利用できる1 つの移動サービスに統合すること。ルート検索、予約など別々のアプリを使用していたものが、1 つのアプリなどで完結するサービスです。
Resilient City (回復力のある都市)
自然災害やサイバー攻撃、テロ、経済危機などの想定外の混乱に対して迅速に対応し、適応する力のある都市を指します。

スマートシティについて議論しよう

普段何気なく使っているサービスが、実はスマートシティの一部だったなんてことも。住んでいる地域と比較しながらスマートシティについて意見を交換するときに使えるフレーズを3つ紹介します。

DIFFERENCE違い

スーパーシティとの違いって?

The Smart City concept has a longer history than the Super City concept, and each has different objectives.
(スーパーシティの概念よりも、スマートシティの概念の歴史は長く、それぞれ目的も異なります。)

似た言葉ですが目的が異なります

明確に区別されるものではありませんが、内閣府によると「スーパーシティ」は、「住民が参画し、住民目線で、2030年頃に実現される未来社会を先行実現することを目指す」とされ、地方創生の施策であることから地方で推進されることが多いです。一方で「スマートシティ」は、「高い技術を使った街づくりを目指している」という点が大きな違いで、主に都市を対象としています。

CHANGE変化

デジタル技術で変わる生活

I think it is also important for the city to be an easy place for people of various generations to live.
(さまざまな世代の人が暮らしやすい街であることも大事だと思います。)

生活の質が向上し暮らしやすい街へ

最先端デジタル技術の導入により、交通状況のセンサー管理で渋滞が緩和され、見守りカメラの設置で犯罪発生率低下が見込めます。さらに自動運転バスの運行、ドローンによる荷物配達など、人が行ってきたものがデジタルに置き換わっていきます。また、降水量や河川水位のデータ分析で災害に強い街づくりにもITが活用されています。

ADVANTAGES & DISADVANTAGES
メリットとデメリット

スマートシティ化の利点は?

Procedures at City Office are now online and applications can be submitted at any time.
(市役所での手続きがオンライン化され、いつでも申請できるようになりました。)

スムーズで効率的だがリスクも

物理的な距離や時間の制約からの解放、移動や待ち時間の短縮、リモートワーク環境が整うなど生活の利便性向上が見込めます。さらに、高齢化や自然災害など地域の抱える課題が解決され、持続的で活気ある都市が実現。一方で、監視社会によるプライバシー侵害や、サイバー攻撃へのリスクが上がってしまうことも考慮しなければなりません。

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未来都市実現のため日本政府が推進する

スーパーシティ構想
について知っておこう!

内閣府地方創生推進事務局が掲げる「スーパーシティ」構想。スーパーシティ法も整備され、ますます注目されているスーパーシティ型国家戦略特区の区域に指定された2 都市の取り組みを紹介します。

  • 大阪市
    データで拡げる“健康といのち“

    「住民のQOL向上」と「都市競争力強化」を目指し、2025年大阪・関西万博会場「夢洲」とJR大阪駅前「うめきた2 期」における、2026年度以降までの計画を策定。ヘルスケアとモビリティ分野のデータを活用し、AI分析による健康増進プログラムや気象予報、空飛ぶクルマなど先端的サービスを実現させ、ビジネスイノベーションを展開していく計画が進行中です。

  • 茨城県つくば市
    科学で新たな選択肢を、人々に多様な幸せを

    「都市と郊外の二極化是正」、「多文化共生社会」、「都市力の向上」に向け、研究教育施設が集中する研究学園都市として世界最高峰のデジタル技術を駆使していることが特徴です。行政、移動、物流、医療・介護、防犯・防災・インフラの5 分野で、インターネット投票やドローン等による買い物の利便性向上などのサービス提供に取り組んでいます。

    提供:つくば市

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