2018.02.16
2018.02.16
AI(人工知能)技術の発展はめざましく、お掃除ロボットや自動車の自動運転、そしてより高度な自動翻訳機などが生活やビジネスの場に当たり前のように存在する未来は容易に予想することができる。そんな便利な時代に英語の勉強は果たして必要なのでしょうか? AI研究者と英語教育研究者に学びの必要性について聞いてみました。
「実は今あるAIはあくまでIT技術の一種であって、それですべてがまかなえる、解決するわけではない」と語るのは、東京大学大学院工学系研究科で、AIなどの研究を進める鳥海不二夫准教授。「今までよりもいろいろなことができるようになってはいるけれど、人間のように物事を考えるというわけではない」と続けています。
大妻女子大学で英語教育の研究を行っている服部孝彦教授は、「そもそも相手を言葉で説得できなければ意味がない」と指摘します。「言葉を用いて相手に自分の気持ち伝えることができなければ教養のある人間に見られないし、仕事も限られてきてしまう」とコミュニケーションそのものの重要性について語ってくれました。
AI技術が発展して便利な世の中になったとしても、英語の学習はコミュニケーションのためにも必要不可欠ということがわかりますね。