中高生の親ならもちろん知ってる？ 進化が進むEdTech

さまざまな場面でテクノロジーの力が活躍を見せるいま、教育の分野においても徐々にテクノロジーが取り入れられ始めています。

Education（教育）×Technology（テクノロジー）を掛け合わせた「EdTech」。タブレットを使った学びや3Dで視覚に訴えかけるシステムなどがあり、現在では、主にプログラミングや物理。生物といったテクノロジーと相性の良い分野に積極的に取り入れられています。テクノロジーと教育の関係について、EdTechの第一人者であるデジタルハリウッド大学の佐藤昌宏教授にインタビューしました。

「学校に行って先生に教えを請うという形が学びの手段だったこれまでの教育に対して、現在はインターネット・テクノロジーの力でかなりの部分がまかなえるようになっている、学ぶ気があれば場所や教育という形にこだわらない時代がくる、ということがEdTechの本質である」と語る彼。「これは極論ですが」と前置きした上で「わざわざ学校に行く必要があるのか、という世界観になってくる」とも続けています。それは決して学校教育を否定するものではなく、学びの選択肢や可能性を拡張するというテクノロジーの側面について触れた言葉です。

英語教育においては、生徒の学びに対する姿勢やモチベーションをテクノロジーの力で測ることによって、それぞれに見合った教材や相性の良い先生など効果的なレコメンドがされるようになるのでは、と語っています。それぞれの子どもにあった学びが、テクノロジーの力によって実現する未来はもうすぐそこかもしれません。