2018.08.24
2018.08.24
日本のプロ野球界を経由しない初の日本人メジャーリーガーであり、現在は解説者としても活躍中のマック鈴木さん。彼が現在プロデュースしているのが、“英語野球教室”。その教室では、準備運動を含めたすべてのレッスンが英語で行われます。
メジャーリーガー時代は、チームメイトとコミュニケーションをとることで、自然に英語を覚えていきましたが、アメリカで生活するにあたって言語の重要性を痛感したマックさん。わからないことは自身の持っているボキャブラリーと会話力の中で理解できるまで「恥ずかしがらずに聞く」ことを大事にしました。そんな現役時代のエピソードから、英語野球教室は生まれました。
「野球ってずっとできる仕事でもないですよね。その大好きな野球が一旦終了するとその選手たちに何が残るのかなと。僕も引退してかなり時間が経ってますけども、英語が財産として残りました。その後の人生の選択肢もかなり広がったんです。
野球少年、野球少女達がたくさんいるわけですから、英語も同じように身につけることができる。バイリンガルになった彼ら、彼女たちに世界の舞台で戦ってもらいたいなと思いますよね。」
では英語野球教室の特徴と効果は何でしょうか。
「運動を英語で説明されて、その動きをしながら脳が英語を覚えていくんです。勉強している感覚はなくて、自然と体が英会話を覚えていく感覚ですね。わからなかったり言えなかったりしたことが伝わるようになると、子どもたちは「もっと(やりたい)」というふうになってくれます。本当に楽しそうにやってくれるのが嬉しいです。」
「英語はカラダで覚える」。選手時代に手に入れた野球への情熱と、英語力を生かした全く新しい英語教育を行うマックさんの挑戦は、まだ始まったばかりです。