2019.01.16
2019.01.16
今回は留学を経験した5人の高校生に留学先で学んだことについてインタビュー。レポート形式でご紹介します。
1人目:芹川 史枝奈(せりかわしえな)さん・高校2年生(2019年1月 取材当時)
【目的】
マラソンランナーとしてスキルアップする為
【留学先/期間】
IMA Academy(アメリカ合衆国)/3週間
オリンピックで皆さんに勇気と感動を与えるマラソンランナーに近づく為に、陸上競技先進国アメリカに乗り込み、質の高い練習方法について学びました。
【学んだこと】
練習量の量の少なさに驚きました。アジアは早熟型の練習方法で若い時期の激しい練習で選手生命を短くしてしまう。しかしアメリカでは成人してからピークを迎えられるようにバランスの良い練習方法を取り入れていました。
人は追い込まれた時に、自分の本性が出ると思いますが、今回の留学で自分の未熟さや今までの環境の幸せさや快適さを感じました。
2人目:倉田 優花さん・高校2年生(2019年1月 取材当時)
【目的】
人種差別の今を伝えられるようになる為
【留学先/期間】
プロジェクトアブロード(南アフリカ共和国)/6週間
世界の人種差別の現状を調査すべく、アパルトヘイト撤廃後の南アフリカに留学しました。まだまだ世界に知られていない人種差別問題に驚き、この現状を世の中に伝えていきたいと思いました。
【学んだこと】
英語での授業を自分で構成しましたが、その大多数が伝わらず、苦戦しました。その経験から大多数ができないということを知る反面、逆にこれからできることの方が多いことも発見できました。
アパルトヘイト関連の法律について調べている時に、日本語で検索しても出てこないけれど、英語で検索するとたくさんの情報に出会うことができる。研究を進める為にも英語力の向上が大切だと改めて感じました。
3人目:遠藤ゆきちかさん・高校3年生(2019年1月 取材当時)
【目的】
ドラムのスキルアップを目指しアメリカへ
【留学先/期間】
バークリー音楽大学/5週間
更なる技術向上の為に、世界有数の音楽大学である「バークリー音楽大学」に留学しました。
【学んだこと】
音楽である程度の言葉の壁は乗り越えられましたが、もっと英語を理解できていれば、微妙なニュアンスも学べて更なるスキルアップに繋がったと思います。
留学する中で、日本と海外(アメリカ)の音楽的な違いも感じることができました。
4人目:松澤 佳奈さん・高校2年生(2019年1月 取材当時)
【目的】
ニューヨークのモダン建築と日本の和風建築の比較
【留学先/期間】
EF Education First(アメリカ合衆国)/3週間
ニューヨークのモダン建築を学ぶ為に留学しました。現地の学生に和風建築の魅力を伝えるプレゼンテーションを実践しましたが、うまく伝わらず、自分の未熟さを痛感しました。
【学んだこと】
現地の外国人の方にインタビューする機会があり、拙い英語でインタビューしましたが、英語が喋れれば、自分をもっとプレゼンできたし、さらに学べることもあったと思います。
インタビューさせていただく中で、建築士になりたい夢をより深められたことはとても良かったです。
5人目:青山 瑞季さん・高校1年生(2019年1月 取材当時)
【目的】
ポートランドでサスティナビリティを学ぶ為
【留学先/期間】
ELS(アメリカ合衆国)/2週間
サスティナビリティタウンと呼ばれるアメリカ・ポートランドで、自然や地域とともに生活するライフスタイルを学ぶ為に留学しました。
【学んだこと】
ポートランドのオーガニックスーパーマーケットでは「ローカル製品」や「オーガニック製品」などの表記が大きく示されていました。消費者が購入しやすい工夫がとても勉強になりました。
いちばんに実感したのは、ポートランドにいる方々の優しさ。私の拙い英語でのインタビューにもみなさん丁寧に答えてくれました。心に余裕があるからこそ、持続可能性のある製品への意識も高いのでは、と思いました。
留学の理由や、その先で目指すことは人それぞれ。彼ら、彼女らのこれからの挑戦も気になりますね。