「分からない」は英語でどう伝える?シチュエーション別の会話例も

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「分からない」は英語でどう伝える?シチュエーション別の会話例も

「分からない」を英語で相手に伝えるとき、反射的に「I don’t know」と口にしてはいないでしょうか。「I don’t know」の意味は「分からない」で間違いはないものの、実は相手に対して失礼・不親切な言い方となる恐れがあります。

「分からない」の英語表現はいくつかの種類があり、シチュエーションに沿った適切な言い方を選ぶことが重要です。当記事では、英語で「分からない」と失礼なく伝える言い方を、例文と日本語訳も添えて解説します。

 

1.「I don’t know(分からない)」は失礼な英語表現?

「分からない」を「I don’t know」や「I don’t understand」などの端的な表現で伝えると、失礼な言い方となる可能性があります。言い方やイントネーションによっては、「知ったことではない」と相手を突き放すニュアンスを持ってしまうためです。

また、「I don’t know」と伝えるだけでは、「答えを知らないか、質問の意図が分からなかったか、どちらだろう」と相手が悩む可能性もあります。

「I don’t know」を使うときは、「I’m sorry~」や「I’m afraid~」のフレーズを前に付けることがおすすめです。「I’m afraid I don’t know」とすると、「残念ながら分かりません」という丁寧な表現で伝えられます。

 

2.英語で「分からない」と伝える4つのシチュエーションと会話例

英語のコミュニケーションでは、「分からない」と相手に伝える場面は少なくありません。「分からない」と言うときは、分からないということに加えて「自分は何が分からないか」を相手に伝えられる表現を使いましょう。

ここでは、英語で「分からない」と伝える4つのシチュエーション別に、会話例を紹介します。

 

2-1.質問に対する答えを持ち合わせていないとき

場所や時間を聞かれたとき、自分は答えを知らないことがあります。質問に対する答えを自分が持ち合わせていないときは、「自分が答えを知らないこと」を相手に伝えましょう。

資料室の場所を知っているか聞かれたとき

同僚A:Can you tell me where the reference room is?
(資料室の場所を知っていますか?)

同僚B:I'm sorry, I have no idea.
(すみません、分かりません。)

「I have no idea」は、質問に対する答えが思いつかないときに使う定番フレーズです。ただし、「全く分からない」と強く断定するニュアンスがある点に注意してください。「I’m sorry」を前に付けたほうが丁寧な表現となります。

書類がある場所を聞かれたとき

同僚A:Do you know where the document is?
(書類がどこにあるか知りませんか?)

同僚B:I’m sorry, I have no clue.
(すみません、心当たりがありません。)

「clue」は「手がかり」を意味する単語です。「I have no clue」で、質問された内容について心当たりがないことが伝えられます。

 

2-2.質問に対する答えに自信がないとき

質問に対する答えを持っていても、答えが正しいか自信がないこともあります。答えに自信がないときは、まずは「分からない」ことを伝えて、「~だと思います」とつなげる表現がおすすめです。

会議の終了時刻を尋ねられたとき

同僚A:What time is the meeting over?
(会議は何時に終わりますか?)

同僚B:I'm not sure, but I think it's scheduled to end at around 3 o'clock.
(分かりませんが、3時頃だと思います。)

「I’m not sure」は、答えに確信が持てないときに適した表現です。後に「but~」を付けることで、自分の意見・回答を伝えられます。

会議で上司に意見を求められたとき

上司:Which do you prefer, plan A or plan B?
(プランAとプランBは、どちらが良いと思いますか?)

部下:I’m not certain, but I suppose plan A is more effective.
(ハッキリとは分かりませんが、プランAのほうがより効果的だと思います。)

「I’m not certain」は、「I’m not sure」よりもフォーマルな表現です。会社の上司など目上の人との会話では、「I’m not certain」を使うことがおすすめと言えます。

 

2-3.相手が伝えたい内容・意図を理解できないとき

相手に説明をしてもらっても、うまく理解できず「分からない」と感じることもあるでしょう。分からない原因によって、使用する英語表現も変わります。

アプリの使い方を教えてもらうとき

同僚A:When you want to use this app, click this button.
(アプリを使用するときは、このボタンをクリックしてください。)

同僚B:I'm sorry, I don't get it. Could you explain that in more detail, please?
(すみません、よく分かりません。もっと詳しく説明してくれませんか?)

「I don’t get it」は「言っている意味が分からない」ときに使う表現です。「どうすれば自分が理解できるか」を示す解決方法も伝えましょう。

相手の発言に不明点があったとき

同僚A:I think we should do this because it's really important.
(これはとても重要なので、実行すべきだと思います。)

同僚B:Well, I'm sorry, I don't get your point.
(うーん、すみません。言われていることがよくわかりません。)

「I don't get your point」は「話の要点がわからない」ことを意味する表現です。曖昧な説明や質問をされたときに使用して、相手の意図を確認しましょう。

 

2-4.相手の言葉が聞き取れなかったとき

英語のコミュニケーションでは、相手の言葉がうまく聞き取れず「分からない」状態になることもあります。「分からない」と言った後に、「どうすれば聞き取れるか」も伝えましょう。

取引先から予約の連絡がきたとき

取引先:Can I make an appointment for next Tuesday?
(次の火曜日に予約を取れますか?)

担当者:I'm sorry, I didn't catch what you said. Could you speak a little more slowly, please?
(すみません、聞き取れませんでした。ゆっくり話してもらえませんか?)

「I didn’t catch what you said」は、「話が聞き取れず分からない」を意味する口語表現です。相手の声が小さすぎたり、早口だったりして聞き取れないときに使います。

資料の作成を頼まれたとき

同僚A:We're introducing some new software. First, we need to conduct some market research. Then, we do .... After that, we should... Could you make some charts?
(新しいソフトウェアを導入します。まず、市場調査をしなければなりませんね。次はこれをして・・・その後にしなければならないのは・・・。表作成をお願いできますか。)

同僚B:Well, you've lost me. Could you start from the beginning?
(えーっと、話がよく分かりませんでした。もう一度始めから説明してくれませんか?)

「You’ve lost me」は、「話についていけず分からない」を意味します。質問に自分の知らない英単語や情報があったときに「分からない」と伝えられる表現です。

 

3.英語のコミュニケーションにおける「分からない」を減らすためには?

英語のコミュニケーションでは、分からないことがあるときに「分からない」と正しく伝えることが大切です。分からない理由やどうすれば分かるかも伝えて、互いの理解を深められるようにしましょう。

しかし、実際のビジネスシーンでは「分からない」と伝えたり、分からない部分の質問をしたりすることに多くの時間を割けません。業務を円滑に進めるためには、正しく質問・理解するスキルを身に付ける必要があります。

英語のコミュニケーションで分からないことが多いと感じる人は、英会話教室などで英語学習を行うことがおすすめです。ECC外語学院では、一人ひとりの目的・英語レベルに合ったレッスンを行っております。

 

まとめ

「分からない」と英語で言う場合は、「I don’t know」以外にもさまざまな表現方法があります。答えが分からないときの「I have no clue」や、答えに自信がないときの「I’m not sure, but〜」など、シチュエーションに沿った伝え方をしましょう。

ECC外語学院では、あらゆるビジネスシーンで通用する、正しく品のある英語力を身に付ける指導を行っております。ビジネスで使える英会話を学びたい人は、ぜひECC外語学院をご利用ください。

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