母語以外の言語を使いこなすことができれば、仕事やコミュニケーションの幅が非常に広がります。特に英語は世界中で通用する言語となっており、第二言語として習得する人も少なくありません。

日本でも日常生活において英語は身近な存在ですが、業務に役立てられるほどのスキルを得るためには勉強が必須です。そこで今回は、英語力のスキルアップにつながる勉強法と、社会で役立つビジネス英語のスキルアップ方法、スキルアップを図るコツを徹底的に解説します。

日本では義務教育における教育体制が年々変化しており、2021年には中学生の新学習指導要領が実施されました。これに伴い、中学校の英語教科では、学習語彙が約1.5倍に増加し、高校文法を前倒しで学習するなど、学習内容がレベルアップしました。また、「話すこと」が「やりとり」と「発表」の２つの領域に分かれて目標が設定され、自分の考えを述べる力をつける内容になっているため、現行の新学習指導要領に則った教育を受ける世代の英語力は高まるといえるでしょう。

出典：文部科学省「平成29・30・31年改訂学習指導要領の趣旨・内容を分かりやすく紹介」

そのため、現在社会人として活躍している20～30代は、新学習指導要領に基づく英語力の習得を意識することがおすすめです。

ここからは、英語力のスキルアップにつながる勉強法を分野別に紹介します。初級者・上級者に分けて効果的な勉強法を解説するため、英語力のスキルを向上させたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

英語力のスキルアップにつながる基本的な勉強法には、「リーディング」が挙げられます。リーディングとは、「読むこと」を指します。つまり、教科書や洋書をひたすら読んで英語力を身につけるという勉強法です。

まだ英文に慣れていない初級者の場合は、初めから長い小説などの洋書を読むのではなく、自分の興味のある分野の雑誌や児童書から読むことをおすすめします。上級者の場合は、英語のニュースサイトや英字新聞が効果的です。英語のニュースサイトや英字新聞を読むことで、基本的な英文スキルだけでなくネイティブな表現を身につけることも可能でしょう。

また、リーディングで英語力を身につける際は、「多読」から行うこともおすすめです。多読は大量の英単語・英文に触れられることから、インプット量を増やすことにつながります。まずは多読で多くの英語をインプットし、英語脳を鍛えておくのもよいでしょう。

ライティングは「書くこと」であり、いわゆる英文を書いて英語力を身につける勉強法を指します。リーディングは「英語を読み解くスキル」を身につけるために効果的な勉強法ですが、ライティングは「英語を書くスキル」の向上に効果的です。

英文に慣れていない初級者の場合は、英語日記やSNSなどに日々の出来事を英文で書くという方法が最もおすすめでしょう。また、和訳として同じ内容で英語だけでなく日本語の文章も用意しておき、ネイティブの人からの意見を得るという方法も効果的です。

英語日記の書き方についてより詳しく知りたいという人は、下記の記事も参考にしてください。

英語日記の書き方と成功ポイント！英語力が上がる日記の付け方と

また上級者の場合は「添削レッスン」を利用するのもよいでしょう。この場合、単純に紙に書いた英文をメールなどオンライン上で提出し、添削して返してもらうという方法よりも、実際に書いた英文をその場で読んでもらい、正しい表現に直すという方法がおすすめです。その場にいる先生に実際に書いた英文を読んでもらうことで、どのような意図でどのようなニュアンスで伝えたいのかを素早く共有でき、的確なアドバイスを得られるでしょう。

リスニングは「聞くこと」であり、いわゆる英単語・英文を聞いて英語力を身につける勉強法を指します。ネイティブの人であれば特に、人それぞれ話し方が異なります。ビジネスシーンで発揮できるほどの英語力を身につけるためには、あらゆる人の話す英語を理解できる能力、いわゆるリスニング力を身につけなければなりません。

初級者の場合は、文字と音声が一緒になっているオーディオブックやポッドキャスト、さらにYouTubeなどの短い動画、大人でも楽しめる子ども向けの映画でまず学ぶことがおすすめです。中には海外ドラマや映画で英語力を身につける人もいますが、これらはトピックによって用語の難易度が大幅に高まったり、カジュアルな表現やスラングも多かったりするため、初級者には向いていない勉強方法といえるでしょう。

上級者の場合は、海外ラジオやTEDがおすすめです。TEDとは、世界各国の著名人によるさまざまなスピーチを開催・配信する米国の非営利団体で、公式ホームページからTEDコンテンツを無料で視聴することができます。興味のある分野の講演会を視聴すれば、より積極的に英語力を身につけられるでしょう。

スピーキングは「話すこと」で、いわゆる英語を実際に話して英語力を身につける勉強法を指します。ただ話すだけではさほどスキルアップにはつながらないため、初級者・上級者にかかわらず英会話教室に通うことがおすすめです。

初級者の場合は、初級者向けの英会話教室に通うとよいでしょう。初級者向けの英会話教室に通うことで、基本の英語スキルから学ぶことができるだけでなく、学習リズムも作りやすいというメリットがあります。

ECC外語学院では、初級者向けに「日常英会話コース（ENVISION）」を用意しております。

「日常英会話コース（ENVISION）」はこちら

また、上級者の場合はシャドーイングや上級者向けの英会話教室で勉強することがおすすめです。シャドーイングは基本的な英語トレーニング方法の1つであり、英語を音声で聞きながら1～2語遅れて復唱するという方法を指します。より詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。

シャドーイングのやり方とは？逆効果になるシャドーイング方法も

上級者向けの英会話教室では、より高度な英会話力だけでなく、論理的思考も身につく授業が行われます。ECC外語学院では、上級者向けに「上級者向け英会話コース」を用意しております。

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ビジネスシーンでは、やや遠回しな表現を交えたフォーマルな言葉遣いが求められます。また、各業界でしか使用されないような専門用語も多く出てくるでしょう。そのため、英会話教室で学ぶ英語スキルはシーンに合わない可能性があります。

ビジネス英語のスキルアップを図りたい場合は、ビジネス英語を学べるコースが用意されているスクールに通うことがおすすめです。

ECC外語学院では、「ビジネス英会話コース・レッスン」を用意しております。クラスはレベル別に設定されているため、初級者・上級者にかかわらずレッスンを受けていただくことが可能です。

「ビジネス英会話コース・レッスン」はこちら

英語力アップを図るためには、下記3つのコツを意識するとよいでしょう。

〇具体的な目標をもつ

〇アウトプットを意識する

〇毎日少しでも継続する

社会人で英語をやり直したい！効率的に勉強できる学習法とは？

英語力のスキルアップにつながる勉強法には、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングが挙げられます。初級者・上級者とで適切な勉強法が異なるため、まずは自分自身の英語スキルを把握してから練習を積み重ねるとよいでしょう。

また、ビジネスシーンにおいては一般的な英会話教室で得られる英語スキルだけでなく、ビジネスに適した英語スキルが求められます。ビジネス英語を学びたいという人は、ビジネス英語を学べるコースが用意されているスクールに通うことがおすすめです。

ここまでの内容を参考に、ぜひ習得したい英語力を身につけられる勉強法を実施してみてください。

英語嫌いを克服したい！英語の苦手意識を払拭する勉強法

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